民事責任について

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万一、飲酒運転によって交通事故を引き起こすと、被害者から損害賠償を請求されます。人身事故では、民法の特別法である自動車損害賠償保障法(自賠法)が適用されます。このため、通常の不法行為の場合には被害者が加害者の過失を立証しなければならないのに対して、交通事故の場合には加害者が自分に過失がなかったことを立証しなければなりません。なお、物損事故には、自賠法は適用されず、原則どおり、民法が適用されます。このように事故を引き起こした者が民事責任を負うことに加え、運転者が飲酒していることを知りながら同乗した者も、飲酒運転を阻止しなかったこと等に責任が認められ、共同不法行為者として損害賠償を追及される可能性があります。この場合、それぞれの責任は、不真正連帯債務となり、被害者は生じた損害のすべてを1人に請求することもできます。請求された者は、支払いを拒むことができず、自分の支払部分を超える額については、後日、他の加害者に求償することになります。さらに、自賠法が適用される場合には、自動車の所有者も損害賠償を請求される可能性があります。加えて、業務用の車両で交通事故を引き起こした場合には、雇い主が民法715条に基づく使用者責任を追及される可能性があります。